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「子どものいない生活」という選択
不妊治療を懸命に試み、長年にわたって努力してきたのに、残念ながらいろいろな原因で赤ちゃんが授からないという場合もあります。
どんなに努力していても、また、どんなに赤ちゃんを望んでいても、いつかは不妊治療を終了しなければならない日が来ます。
妊娠・出産に対する体力的な不安、さらには、出産後十何年にわたる育児にたいする体力への不安、また、不妊治療にかかる費用の問題などなど、理由は人によりそれぞれです。
不妊治療をやめてしまう事は、何かに負けてしまったような気になることも、自分達に非があるように考えてしまうこともあります。
周囲の家族や身内、友人などが、治療を終えることに理解を示してくれないこともあるかもしれません。
しかし、二人にとってこれからの一番望ましい生活の形を決めるのは、最終的にはやはり二人しかいません。
「子どものいない生活」を送るという決断も、二人によってなされるべきものです。
不妊治療を終えることを決めたカップルの多くは、新たなチャンスのための、新しい扉が開かれたと感じるといいます。
妊娠後のことを考えて、不妊治療中は保留にしてあった夢や希望の実現に向けて生活を立て直していくことを思えるようになります。
そのための新しい目標をたてることも出来ます。
そうした新しい生活を得るためには、不妊治療の終了を、カップルの二人ともが、同時にきちんと受け入れられていなくてはなりません。
必要ならば、専門家による心への手助けを受けることも大切です。